シルバー人材センターとは

シルバー人材センターとは
(1)シルバー人材センターの事業
 定年退職後などに、フルタイムの職業は望まないが、臨時的・短期的な就業機会を 得たい、社会的参加をしたいという高年齢者が増えています。
 シルバー人材センターは、自らが長年培った豊かな知識や経験、技能 を活かしながら、社会参加をしたいという原則として60歳以上の高年齢者に対し、就業の機会を提供することにより、高年齢者自身の生きがいや生活の充実を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的としています。

(2)シルバー人材センターの理念
 シルバー人材センターは、高年齢者の「自主・自立、共働・共助」という基本理念のもとに、事業の推進・発展をめざして活動をおこなっています。

@自主的・主体的組織理念
 高年齢者の希望に応じた就業の機会を確保するため、地域社会の各層の理解を得ながら総会や理事会等の組織活動の中で自分たちで十分検討し、自分たちで活動の目標を立て、課題や問題の解決にあたるなど主体的に活動するという組織理念です。

A共働・共助の事業理念
 シルバー人材センターでの会員の働き方は、仕事別グループの一員として、会員相互に協力し合い、助け合いながら仲良く就業することを基本とする事業理念です。
 また、会員自身が働く会員の就業環境の整備を進めていくことを基本としています。

(3)大阪市シルバー人材センターの組織
 シルバー人材センターは、会員が自主的に設置・運営を行い、国・府・市からの指導・助言をうけ、『高年齢者等の雇用の安定等に関する法律』に基づき、業務を行う公益法人です。

 

 


大阪市シルバー人材センターの業務

(1)請負・委任による就業
 センターは、一般家庭や事業所などから高年齢者に適した仕事を有償で引き受け、その仕事に適した会員に提供します。
 会員及びセンターは請負または委任により契約を完遂することにより報酬を得ます。
  したがって、会員は、センター及び発注者との雇用関係はありません

(2)職業紹介事業
 センターは、臨時的・短期的な雇用による就業を希望する高年齢者のために、有料で職業紹介を行います。

(3)就業に必要な知繊及び技能構習の実施
 センターは、発注者から引き受ける仕事と会員の労働能力とをマッチさせるため、就業に必要な知識・技能の講習を行います。

(4)訪問介護事業
 センターは、社団法人大阪市シルバー人材センター訪問介護事業所において、介護保険に基づき、訪問介護2級等の有資格会員による訪問介護サービスを行っています。

(5)シルバー派遣事業
 センタは、請負・委任による就業のほか、臨時的かつ短期的な一般労働派遣事業(シルバー派遣事業)も実施しています。派遣事業で働く場合には、派遣労働者として社団法人大阪府シルバー人材センター協議会に労働契約により雇用され、派遣先会社の指揮命令を受けて働くことになります。

 


大阪市シルバー人材センターのしくみ(請負・委任)


 

 

 

 

Osaka City Silver Human Resource Center 2005-2007